4/30

ただの日記を書きます。


4/27〜30に大好きな人がいる初めての東京に行った。
3ヶ月ぶりの彼と最初は距離感がわからなくて、無駄に期待してしまってどうしたらいいのかわからなかった。そんなことも時間が解決してくれたのだけどね。
初日は夜に最寄りについて、ごはん食べて、DVDを借りて、コンビニでお酒を買って、2人でお酒を飲みながら2人とも好きな映画を見た。2日目は私が行きたかった写真展と水族館に行って、"運命を感じた"なんて少しばかみたいな話をした。また夜は2人で映画をみた。3日目は東京っぽいこと。築地の予定は日曜日で潰れてしまったけど、浅草に行った。彼が吉で、私は凶だったおみくじも、帰ってすぐ彼の部屋につけられた風鈴も、"ジェラートパス"なんていう謎のパスも、バッティングセンターもマリオカートも全部キラキラと私の記憶に残っていてほしい。最終日、つまり今日なのだけど、苦しくてたまらない。お腹もすかないし、動悸すらする。だらだらとお昼に起きて、最後の最後まで駄々をこねた。最寄りまで送ってくれて、手を繋いで歩いた。本当に離れたくなかった。離したくなかった。飛行機に遅れそうだったのを問い合わせしたり、頑張ってくれた。だけど私は少しだけど確実に"遅れてしまいたい"って思っていたし、「遅れたら戻っておいでね」の彼の言葉が頭から離れてくれなかった。
2人で駅↔家までの道を歩くのが好きだった。街中とは違う静かで平和な住宅街を歩いていたら、ずっと2人ですごしていける気がした。メガネもコンタクトもしてない彼はほとんどの月が満月に見える。私はきちんと欠けているのがわかるけれど、"満月だね"って嬉しい気持ちを毎日のように共有したい。
29日の夜はたくさん泣いたし困らせてしまった。「先のことなんて考えても一緒でしょ」なんて言われてしまって、苦しくてたまらなかった。帰りたくないと何回言ったかわからないし、久しぶりに沢山泣いた。むしろこれを書きながら涙が溢れる。きっと帰ってからもしばらくは思い出して泣いてしまう。
こんな彼との関係にはっきりした名前はなくて、友達だとは言いたくない。だけど恋人ではない。好き同士でもないし、一体なんなのかよくわからない。彼と出会って4年が経つけれど、こんな関係になるなんて思いもしなかった。こんな気持ちになるのも彼のために涙を流すのも想定外だ。ただこれからしばらくはこの名前のない関係で、たまに会っては幸せと苦しさを感じあう関係だと思う。名前なんてつかなくてもそうしていたいなと思う。
空港までのバスの中で苦しくてどうしようもなくなって、鹿児島の友達にメッセージを送った。彼女は「帰っておいでね、まってるよ」と優しさと愛を感じさせてくれた。
今は鹿児島までの飛行機の中。彼女に会うのを楽しみに帰る。1人の部屋は少し怖いけれどみんながいる寮に帰って、またいつもの日常に帰る。
この思い出はいつまでもキラキラさせたままとっておきたい。