なくしもの

がんばれ も ありがとう も ごめん も普段からきちんと思って言っている人なんてほぼいない。例えば、頑張れと言われて頑張ったところで相手はなにも思わないし、なにも感じなかったりする。言葉というよりも音みたいだ。それなのにその言葉で動かされる。いろんな言葉の形をした音で嬉しくなったり、悲しくなったり、振り回される。

こういう風に考えると意味の意味がわからなくなるね。
若者言葉なんていって、新しくできた言葉だっり変わった言葉をテレビで取り上げられたりする。すると絶対お年寄りなんかが「言葉を大切にしてほしい」なんて言うんだ。今の日本人が大切にしているのはことばの音なのか、意味なのか、それとも言葉なのか。それともそれ以外か。