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風邪

私は入試のために移動してるところ。
なんだか電車が遅れているみたいで不安がさらに不安になってるところ。
まだ家を出て2時間ぐらいしか経ってないのに、早くも母とわんこに会いたくて、おうちに帰りたくて泣きそうなところ。
むしろ涙が溢れそうでまばたきを我慢してるところ。


仕事帰りの人がたくさんで、みんな疲れた顔をしている。働くというのはつくづく嫌だなと思わされる。これが他人だからいいけれど、好きな人がこんな顔をして毎日家に帰ってきたらどうだろう。もうやめなと言ってしまいそう。働かなくてもどうにかなるよ、と。
きっとこの考えは甘くて、まだまだこどもな考えだろう。
単身赴任している父が帰りたそうに赴任先での話をする。私はなにも考えず「嫌なら、無理なら、帰ってきたらいいのに。」と言ってしまう。きっと私はそんなことを言える立場でもないし、むしろ言ってはいけない。家族のために、私のために、頑張っている父を苦しめてしまう。
言葉って難しい。思ったことをそのまま伝えてはいけないし、相手がどう捉えるか、場面や時間によって全然違う意味になってしまう。優しい言葉が苦しめる言葉に変わってしまうのだ。

そんなことを考えていたら泣いていた。マスクをしていて、窓側の席だからいいものの、傍から見たらただの可哀想な人だ。少しだけ泣くとすっきりする。心にかかったもやもやが晴れていく。

私は今日もう少しだけ頑張ろう。
明日は今日よりもう少しだけ頑張ろう。
そうしたら後はまたゆっくり、生かされよう。

少しだけ喉が痛い。風邪かな。風邪になれたらいいな。